備忘録

【円高ドル安】10分で4円も円高へ!為替相場が動いた要因は?

日本がまだ正月ムードに包まれていた2019年1月3日の朝、ドル円相場に大変動が起こりました。急激な円高ドル安が発生し、1ドル109円前後で推移していたドル円相場が、一瞬で104円台まで転落しました。正月3が日の最終日に何が起こったのでしょうか?

・2018年以降、もともと高ドル安傾向ではあった

・Appleが2018年10~12月期の売上高見通しを下方修正することを発表

Appleの株価が時間外取引で急落

投資家のリスク回避姿勢に拍車がかかる

日本は正月3が日のため株式市場や金融機関は休み

取引参加者が少なく、取引規模も小さい状態

 

・1月3日AM7:30頃 :1ドル≒108.65円

➡1月3日AM7:35頃 :1ドル≒104.88円 

こんにちは、今朝の為替相場の動きをみて正月ムードから一気に現実に引き戻されたuni.です。

uni.
uni.
ドル円相場が5分で4円も動くなんてめったにないですからね・・・
うにの投資生活、ポートフォリオ、資産運用、資産公開、運用状況、米国株、国内株、株式投資、インデックス投資家

(出典:YAHOO!ファイナンス「2019年1月3日18:15時点)

箱根駅伝でも見ながらまったり過ごそうとしていましたが、
この急激な円高の行方と、大発会以降の株式市場にどのような影響を与えるのか気になってしかたがありあませんでした。

備忘録もかねて、振り返ってみようと思います。

 

もともと投資家のリスク回避姿勢は強まっていた

2018年は世界的に株価が大きく下落し、日経平均株価も7年ぶりに年初の株価を下回って最後の取引を終えました。

現在、米中対立の激化から世界経済の成長が減速する懸念が強まっています。

また、先の中間選挙の結果、ねじれ国会となった米国では、トランプ大統領と議会(下院)が予算案を巡った対立を深めています。

予算が承認されない影響で、政府機関の一部は閉鎖に追い込まれていますね。

その他にも株価を下げるような懸念は山積しており、投資家はリスク回避姿勢を強めています。

 

従来、株価の下落は円高ドル安を誘発していました。

有事の円買いとも言われますが、投資家たちはリスクが高くなっていると判断すると円を買う動きをみせます。

投資家の手法の一つに円キャリートレードというものがあります。

 

円キャリートレードとは?

円キャリートレード

円の金利は現在、海外の通貨と比べて格段に低い。日本銀行が景気の下支えのために超金融緩和策を続けているためだ。こうした、低金利の円を調達(円借り)して、外国為替市場で米ドルや豪ドルといった金利の高い通貨に替え、その国の株式や債券などに投資、運用する取引を円キャリートレードという。金利差益や投資運用益が見込める。円借り取引とも呼ばれる。円を売って、高金利の外貨を買うため円安要因になる。

(引用元:コトバンク)

本来、日本は債権国であり経常収支が黒字であるため、円高圧力がかかります。

この一方で円キャリートレード等によって投資マネーが国外に流出することで、円安圧力がかかります。

高圧力、円安圧力が互いに拮抗しているときは為替相場が安定します。

 

投資家がリスクをとっても大丈夫だと判断しているときは、円キャリートレードにより円安の圧力がかかかるのですが、

リスク回避姿勢が強まると、海外への資金の流出が減ったり(投資が減る)、海外で投資していた資金を引き揚げる動きが出てきます。

そのため、円安圧力が弱まり円高方向へ為替相場が変動しやすくなります。

 

投資家たちは、リスク回避局面では上記のような理由で円高方向に為替が動くことを理解しています。

そのため、円高が予想される局面ではあらかじめ円高に備える、または円高になると儲かるような投資戦略をとります。

これが円高圧力にさらなる拍車をかけます。

 

Appleが業績の下方修正と株価下落懸念

Appleが中国でのiPhone販売の減速を理由に、2018年10~12月期の売上高見通しを下方修正することを発表しました。

これにより、Appleの株価は時間外取引で大きく下落しています。

うにの投資生活、ポートフォリオ、資産運用、資産公開、運用状況、米国株、国内株、株式投資、インデックス投資家

Appleは米国株式市場で時価総額の1,2を争う超巨大企業です。

また、IT系企業にけん引される米国経済の代表的な銘柄の1つです。

米中貿易戦争の悪影響が改めて投資家に意識されることになりました。

Appleだけでなく、NYダウ先物や各国の株価指数も下落しています。

uni.
uni.
つまり、投資家のリスク回避姿勢がますます強まったということです

 

日本の株式市場や金融機関はお正月機関のためお休み

1月3日といえば正月3が日の最終日です。

日本の金融機関はお休みですので、機関投資家さん達も基本的に休暇をとっています。

つまり、日本市場の市場は参加者が非常に少ない状態だったということです。

参加者が少なければ当然、取引規模も小さくなります。

そのため、通常よりも少ない金額で相場へ影響を与えることが可能です。

uni.
uni.
ドル売り円高を仕掛けて大きく円高方向へ動かすチャンスです

 

そもそも機関投資家は、円高にしようと思って円高に出来るものなのか?

これほど極端な円高ドル安にすることは簡単なことではありません

いくら機関投資家が莫大な資金を運用しているからといって、いつでも出来るかと言ったらそうではありません。

仮に日本市場が休みである正月3が日であってもです。

 

今回、これほど急激な円高になったのは複合的な要因が重なったためです。

・世界的に投資家のリスク回避姿勢が強まっており円高圧力が高まっていた

・日本市場が休みで取引規模が小さくなっていた

・普段は比較的変動率の低いドル円相場が急激に動いたことにより、ロスカットが大量に発生し、連鎖的な円高を生んだ

・機械による自動売買が普及したことが、ドル売り円買いを増幅させた

etc…

ドルも円も世界に通用する基軸通貨ですし、取引規模は非常に大きいです。

ドルと円を合わせると、世界で流通する通貨の半分を占めるほどの規模になります。

それだけ規模が大きいものを動かそうとしても簡単には動きません。

為替相場は、市場参加者の需給の結果によって決まっているのですから、誰かが円安にしたいと思って、ドル買い円売りを仕掛けたとしてもすぐに、もとのレートに戻ってしまいます。

今回は、あらかじめ円高圧力が高まっているなかでのドル売り円買いだったからこそ、連鎖的にドル売り円買いの流れが発生し、為替相場の急変へとつながりました。

 

本来、ドル円は10分で何円も動くようなものではありません。そのため、今回の相場の急変は多くの投資家の投資家の予想を上回ったと推測できます。

それにより、大量のロスカットが発生しました。

uni.
uni.
実際に、FX業者のドル円のスプレット(売値と買値の差)が急激に開いたり、Twitterにロスカット報告が溢れたりしていましたしね

 

まとめ:他の投資家が何を考えているか意識してみよう

私は、今日急激な円高が発生することを予想することができませんでした。

しかし、今日に限らないのであれば、私たちは円高方向に圧力がかかっていることは理解できたはずです。

私たちは機関投資家のような情報収集能力も資金力もありません

まともに正面からぶつかっても勝てるわけがありません。

私たちがしなければいけないことは、

どういった原理で市場が動くのか理解すること

他の投資家はどう考えるのか意識すること

不測の事態が起きたときに致命的な損失を負わないような取引を行うこと

です。

あらかじめ、知識を蓄え、相手の動きを予測することができれば失敗する可能性を抑えることができます。

また、それでも対処できないとき、不測の事態が起きたときに対処できるようにしておくことも必要です。

・失った場合に生活に影響が出る資金で投資をしないこと

・相場の変動が大きくなるイベントや連休のタイミングを把握し、
 ポジション(投資規模)を減らすべきか考えること

精神的に追い込まれた状態で取引を行わないこと

きちんと自分の取引内容を把握し、リスクとリターンのつり合いがとれているのか改めて考える必要がありそうですね。

投資は私たちが資産形成を行う上での強い武器です。

しかし、扱い方を間違うと大けがしてしまうこともあります。

悲観しすぎる必要はありませんが、楽観せずに、ときどき自分の置かれた状況を確認することが大切ですね。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

またねっ!

 

よろしければ応援お願いします。

にほんブログ村 投資ブログ 資産運用(投資)へ
にほんブログ村

こちらもどうぞ

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。