「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」に参加しました。2018年はつみたてNISAが始まり、低コストで質の高い投資信託がたくさん誕生しました。特にインデックス投資家にとって投資信託の質はそのままパフォーマンスに直結します。何を選び、どのように組み合わせるかは投資家の腕の見せ所ですね。
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」とは
・投信ブロガーが一般投資家の目線から本当に良いと思える投資信託を選び、広めていこうというイベント、今年で12回目
・証券会社のように投資信託を売る立場ではなく、実際に投資信託を利用し、資産形成を行う投資家の生の声が分かる
・過去の結果をみると、当時の投資家を取り巻く環境や投資家のトレンドが分かって面白いよ
こんにちは、投信ブロガーかと問われると、かなり怪しいuni.です。
もくじ
「 Fund of the Year 2018」に参加しました
僭越ながら「Fund of the Year 2018(ファンドオブザイヤー2018)」に参加させていただきましたのでご報告申し上げます。
「Fund of the Year」のルール上、投票を行った投信ブロガーは、自分のブログで投票を行った旨を記事として公開する必要があります。
それに従い、本記事にて「Fund of the Year 2018」に参加したことを表明し、実際にどの投資信託に投票を行ったのか、理由も含め公開していきます。
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」投票方法…
投票者一人について5ポイントを持ち点とします。この5ポイントを1つから5つまでの投資信託に振り分けて投票してください。
1つの投資信託について1ポイントの整数倍で投票してください。つまり、5ポイントを1つのファンドに集中させてもよいですし、1ポイントずつ5つの投資信託に分散して投票することもできます。
(引用元:「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」トップページ)
当ブログは2018年の4月に開設しましたので、まだ半年ちょっとしか経過していないんですよね。
先輩ブロガーさんのブログを読む中で、自分も誰かに投資の魅力を知ってもらえるようなブログを作りたいと考え、勢いに任せて解説してしまった「uniの投資生活」ですが、皆様のおかげで、なんとか継続できています。
いつもお読みいただきありがとうございます。
先程も述べましたが、私が投資ブロガーであることについては問題ないと思うのですが、投信ブロガーかといわれると非常に厳しいものがあります。
ファンドオブザイヤーの運営委員様から、認めていただけなかった場合はごめんなさい。
今後、投資信託系の記事を増やしていきますので、来年はもっと胸を張って参加できるはずです。
少し脱線しましたが、uni.が実際に投票した投資信託は以下の2本です。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に5ポイント中3ポイント投票しました。
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は2018年10月31日に設定されたばかりの新しい投資信託です。
「Fund of the Year」で投票できる投資信託は、2018年10月31日までの設定された投資信託ですので、本当にギリギリでエントリーしてきた投資信託です。
設定日が11月1日ではなく、10月31日であるのは「Fund of the Year」を意識しているとしか思えません。
上位に食い込むことができるという自信の表れでしょうか?
なぜ、この出来たばかりの投資信託を選んだかというと、
・インデックス投資の王道を抑えた1本!迷ったらとりあえずこれ
①1本で効率的に全世界の株式に分散投資ができる
②コストが安い:信託報酬0.15336%、購入時手数料ゼロ
③つみたてNISA対象商品
当ブログでは常々インデックス投資をおすすめさせていただいております。
投資を始める上で、失敗しにくい投資、投資の王道を抑えたいのであれば、インデックス投資です。
世界経済は、成長し続けています。資本主義経済が続く限りこの流れが止まることはないでしょう。
インデックス投資家の基本戦略は経済の成長力を利用し、自分自身の資産を増やすことです。

(画像出典:日興アセットマネジメント)
ところが、投資初心者さんはもちろん、中堅投資家にとっても、きちんと分散の効いたインデックス投資は意外と手間がかかります。
日本人が、世界の株式をしようとした場合、
①日本の株式
②その他先進国の株式
③新興国の株式
この3つを適切な配分で組み合わせポートフォリオを作る必要があります。
どう組み合わせますか?
1/3ずつ投資しますか?
実際の経済規模に合わせて投資しますか?
分散を効かせるのであれば、経済規模(GDP)や各地域の株式時価総額の大きさに合わせて配分を決めるべきです。
資産形成を行う際、投資信託は一度買って終わりということは少ないです。
つみたてNISAを使うのであれば、毎月や毎営業日、投資信託を購入、追加投資し続けます。
仮に、日本10%、その他先進国80%、新興国10%などと決めたとすると、配分を変えない限る同じ比率で永遠と追加投資を行うことになります。
ここで問題が発生します。経済規模は日々変化しますよね?
日本がどんどん発展するかもしれませんし、新興国の発展が止まるかもしれません。
そうすれば、日本25%、その他先進国70%、新興国5%といったように、投資の配分を変える必要がありますよね?
これって、かなり面倒くさいんですよ。
厳密にやるのであれば既に保有している投資信託も考慮しなければいけません。
インデックス投資の利点は、簡単に分散投資を行うことで長期的な資産形成を後押ししてくれるということです。
できるだけ、手間は少ないほうが良いですよね。
それをかなえてくれる投資信託が「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です。
このファンドは、全世界の株式に時価総額加重平均に基づいた比率で投資を行います。
簡単に言うと、世界の株式にちょうどいい比率で勝手にバランスを調整しながら投資してくれるよ~
ということです。
しかも、手数料も安い。とっても安い。
日本の投資信託の市場規模を考えると、信託報酬0.15336%というのはかなり限界に近い数値だと思われます。
これだけ質の高い商品だと、人気が出るでしょうから当面は繰り上げ償還のリスクも低いと思われます。
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」に5ポイント中2ポイント投票しました。
先程の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と同じ、「eMAXIS Slim 」シリーズの1本です。
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が全世界の株式に分散投資を行う投資信託であるのに対し、
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、その名の通り米国株の代表的指数S&P500をベンチマーク(連動することを目指す)投資信託です。
経済・軍事・情報で世界をリード、米国経済の力をあなたのポートフォリオに!
①ETFを使わずにS&P500に疑似的に投資ができる:簡単
②コストが安い:信託報酬0.1728%、購入時手数料ゼロ
③つみたてNISA対象商品
④余分なところに投資せずに済む
米国株を表す有名な指標としてNYダウがあります。
NYダウといった場合、一般にダウ工業株30種平均のことを指します。
各分野を代表する米国の超一流企業の集合です。
多くの企業がすでに各分野の世界一であり、高い配当を出し成熟した企業です。
それでも、成長し続けているというのが米国企業の凄いところですね。
一方のS&P500は、500という名前の通り500銘柄を元に算出される指数で、NYダウよりも幅広い企業が含まれています。
ハイテク株などのように、近年急成長をみせている成長企業も数多く名を連ねています。

(画像出典:Wikipedia)
ご覧のとおり、ITバブルの崩壊や、リーマンショック等で大きく下落する場面もありましたが、数年で持ちなおし、右肩上がりの成長を続けている米国企業の力を反映した指数です。
過去のデータ上は、どのタイミングで投資をしようとも、だまって持ち続けていれば利益をもたらしてくれています。
しかも、非常に高い成長率を見せています。
IT分野の重要な特許や技術者の多くは米国が抑えていますので、今後も米国主導で発展していくことが予想されます。
非常に成長率、利益率ともに高い分野ですので、投資家としては是非とも押さえておきたい分野です。
一消費者目線から考えても、自分たちが今後使うことになる製品を数多く世に放つことになる企業に投資をしておくことは、適切であると言えます。
なぜ、全世界ではなく米国に投資をするかというと、
全世界に投資をすることは基本を押さえている一方で、投資をする旨みが少ない国に対しても投資をすることになるからです。
私たちが投資に使えるお金は無限にあるわけではありません。
ならば、より効果的に使いたいですよね?
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の使い方
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が王道中の王道の投資信託です。
迷ったらとりあえず、これを選んでおきたい。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、攻めの投資信託です。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を中心としつつも、自分のポートフォリオにアレンジを加えたいのであれば、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を組み込んでいきたいですね。
米国経済の先進国の中で突出した成長率があなたの資産形成を後押ししてくれるでしょう。
もちろん、米国経済が今後10年、100年と過去のような成長を続ける保証はありません。
しかし、米国中心の経済が突如として終焉を迎えることは考えにくいです。
経済も軍事もNo1
最先端の技術や情報が集まり、人口も増加している。
そもそも現在の経済体制が、米国が中心的役割を果たす前提で形成されています。
今後も、世界中から人・金・物が集まり発展し続けるでしょう。
まとめ:「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」をきっかけに投資の魅力が更に広まるといいな
普段、投資信託の個別商品の記事を書くことがないので、どうやって書けばいいのか悩みますね。
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」へのエントリーが認めらるかはわかりませんが、私自身、当記事の執筆を通じて投資信託の魅力を再認識することができました。
私は20歳から投資を始めました。今から3年前ですね。
なぜ私がインデックス投資家ではなく、株式投資家であるかというと、当時は魅力的に思える投資信託がなかったから、魅力的な投資信託を見つけることができなかったからです。
ここ数年で、投資信託や投資そのものをとりまく環境は大きく変化しています。
つみたてNISAのスタート、メディアへの掲載、投資ブログの影響力の増大、投資信託の質は今後も高まっていくことが予想されます。
私たち投資家は、数多く存在する投資信託の中から本当に自分に合った投資信託を探し出し、利用するための力を身に着けることが求められるでしょう。
これから投資を始める方に株式投資と投資信託、どちらをするべきかと訊かれたらば、投資信託と自信をもってお答えできる環境になりました。
せかっく、便利なものがあるわけですので、使うのか使わないのか判断し、効果的な資産形成を行っていきたいですね。
きっと、今のあなたの選択が5年後、10年後のあなたの生活をよりよいものにしてくれると思いますよ?
・質の高い投資信託が非常に増えている
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は王道を抑えた投資信託
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は攻めの投資信託
・まずは王道を抑えたうえで、自分なりにアレンジするか判断しよう
・魅力的な商品が増えた一方で、投資家の選択する力が一層重要になっている
私は投資が好きです。株式投資が大好きです。
投資信託はほとんど利用していなかったのですが、これを機に来年以降は投資信託の積立を始めてみようかと思います。
私の場合、株式投資をしている理由は単純にお金を増やしたいというだけでなく、
楽しいからや、企業を応援したいからといった理由が含まれています。そのため、株式投資を主体とすることは変わらないと思われます。
株式投資家なのに、投資信託をすすめる。
矛盾しているようですが、なぜこのような行動をとっているのかは過去の記事や、今後の記事を読んでいただければご理解いただけるかと思います。
当ブログの一貫した方針は、
①投資の魅力を伝える
②私も読者さんも幸せになる
です。
23歳の若輩ではありますが、少しずつ成長してまいりますので今後ともよろしくお願いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日より楽しい明日を目指して、またねっ!