インデックス投資

【新入社員と従業員持株会】加入すべき?毎月の拠出額はいくらにすべき?

従業員持株会、インデックス投資、加入すべき、メリット、デメリット、拠出額

福利厚生の一環として従業員持株会を整備している企業は非上場企業も含め多く存在します。実際に従業員持株会に加入し、1年半が経って見えてきたメリット、デメリット、そして今後の方針についてお話します。

・従業員持株会は必ずしも福利厚生とは言えない

加入したほうがいい場合と、加入しない方がいい場合がある

・後からも加入できるなら焦って加入する必要はない

拠出額は最低限で構わない

上司や、組織の上の人に対してはウケがいい

・私は近日中に従業員持株会の拠出額を減額したい

こんにちは、従業員持株会の拠出額の減額を検討中のuni.です。

多くの新入社員、就活生にとって実際に従業員持株会に入るべきなのか、入らざるべきなのか判断するのは難しいと思います。

 

私はもともと加入するつもりはなかったのですが、

ラッコさん
ラッコさん
出世したいなら従業員持株会に入っておいたほうが良いよ。役員になるならある程度株式を持っていないとダメだよ

という話を聞き、

uni.
uni.
奨励金も出るし加入しておこうかな・・・?

と、漠然とした気持ちで加入しました。

 

役員にまで上り詰めるつもりはありません。というよりも無理です。

ただし、入社後にどうしても役員にまで上り詰めたいと考えることがあるかもしれない。

可能性や選択肢は少しでも残しておきたいという考えのもと、加入を決定しました。

 

後から先輩や同僚たちに従業員持株会に加入しているか聞いた際、

パンダさん
パンダさん
持株会?入ってないよ?
uni.
uni.
まじか・・・

これは、従業員持株会の加入から一週間後のことです。

 

従業員持株会とは・・・

従業員持株会を導入している会社において、持株会は福利厚生の一環として扱われています。

 

従業員が仕事を頑張り、会社が成長してくれれば株価は上昇します。

そうすれば、従業員持株会に加入し、自社の株式を保有している従業員は株価上昇によって利益を得ることができます。そのため、従業員は自分の利益を高めるためにもより一層仕事を頑張る。モチベーション向上につながるという仕組みです。

 

また多くの会社では、従業員持株会を通じて株式を購入する従業員に対し、ある程度の奨励金を出す仕組みを導入しています。

例えば、持株会に1万円拠出する場合、

従業員のお給料から1万円を天引きすると同時に会社が0%の1000円の奨励金を出し、1万1000円分の株式(実際には権利)を従業員に与えるといった具合です。

パンダさん
パンダさん
買っただけで、資産が増えるなんてサイコーじゃん
uni.
uni.
会社が順調で、将来的に株価が下がっていなければね・・・

 

uni.
uni.
従業員持株会の場合、インサイダー取引に該当しませんし、小額で投資ができるといったメリットがありますね

 

ただし、純粋に従業員のためをおもって導入している会社は稀でしょう。

従業員持株会を導入することは、従業員と企業、それぞれにとってメリットデメリットがある話です。

会社や、自分の置かれている立場、将来設計によって加入すべきか、加入しないべきかは変わってきます。今回は、どういった場合に加入すべきなのか、拠出額はどうするべきなのか、考えてみましょう。

 

以前、従業員持株会について書いた記事がありますので、サラッと読んでみてください。

あわせて読みたい
従業員持株会のメリットとデメリット
【従業員持株会のメリット・デメリット】福利厚生ではないよ?でも上手に使いたいよね!従業員持株会に加入し見えてきたメリットとデメリットをまとめます。入社した会社に従業員持株会がある際、入るべきか、入らないべきか、拠出額は...

 

従業員持株会はお得なの?

純粋に投資の観点から従業員持株会について考えた場合、会社の成長度によって、お得なのか、損なのか変わってきます。

また、会社から持株会加入者に対してどの程度奨励金が出るかも重要なポイントとなります。

※従業員持株会での運用益のみに着目します。

年間の追加投資額は18万円とする。(毎月1万円+ボーナス3万円×2)

・投資期間は、22歳の入社時から65歳の退職時までの43年間

インデックス投資を行った際に期待できるリターンは年率6%と仮定する。

・従業員持株会加入者に対しては、会社から10%の奨励金が出るものとする。

従業員持株会の株価の成長率は年率5%と仮定する。

・簡略化のため手数料や税金は考慮せず、概算にて計算を行う。

 

従業員持株会の場合、18万円に対して10%の奨励金が出ますので年間投資額は198,000円

インデックス投資の場合は、毎年180,000円がそのまま追加投資されます。

年間の運用効率、リターンの差は1%となっています。

 

ラッコさん
ラッコさん
これなら、従業員持株会の方がお金が増えるでしょ?
uni.
uni.
弊社は年間10%も奨励金でるんですか・・・?
ラッコさん
ラッコさん
・・・・・。

 

シミュレーションの結果は以下の通りです。

従業員持株会、インデックス投資、加入すべき、メリット、デメリット、拠出額

意外な結果になりました。

従業員持株会が不利にならないように、奨励金を10%にしてみたのですが、それ以上にリターン1%の差が効いているようです。

 

最初は、毎年18,000円余分に追加投資できる従業員持株会が有利だったのですが、

28歳の時点(6年目)でインデックス投資が逆転してしまいます。

そして、その後は二度と再逆転することはなく一方的に差が開いていく展開となりました。

 

ここから分かる結果としては、

従業員持株会は加入年数が長い⇔インデックス投資の運用期間も長い

投資期間、運用期間が長いほど、リターンの影響が大きくなる

・奨励金が大きくなるほど、インデックス投資が逆転するまで時間がかかる

奨励金が30%以内なら、運用効率1%の差に勝てない

(参考)65歳時点…奨励金30%:3346万円、インデックス投資:3375万円

uni.
uni.
新入社員のうちから持株会に入るのはもったいない気がしますね・・・

 

つまり、株価がきちんと上昇することが見込まれない場合、従業員持株会はお得ではありません

 

損失の可能性から考える従業員持株会とインデックス投資

新入社員、若手社員の方ならば、定年まで30~40年という長い時間が残されています。

30年という時間は投資の世界において非常に強い武器です。

 

従業員持株会、インデックス投資、加入すべき、メリット、デメリット、拠出額

(出典:金融庁つみたてNISA資料)

 

上記は一括投資をした場合ですので少し条件が変わってきますが、

分散投資を行い10年間保有した場合、過去のデータ上、損失の可能性はゼロになります。そして、最終的に100万円が185万円~321万円になったようです。

 

必ずしも過去のデータ通りにはなりませんが、

30年以上の時間を有効に使えば、損失の可能性を極めてゼロに近づけることが可能です。

それほど、時間というのは投資の世界において強い武器なのです。

 

世の中には多くの企業が存在します。新たに設立される企業もあれば潰れる企業もあります

きちんと分散投資をした場合、どこかの企業がつぶれても他の企業が成長してくれれば、全てを失うことを回避できます。

さらに長期的に見た場合、経済は成長し続けています

インデックス投資、資産運用、リターン、経済成長、投資信託、メリット

(出典:日興アセットマネジメント)

経済そのものに長期投資を行なえば、利益を上げられる可能性が高そうですね。

そのための方法の一つがインデックス投資です。

 

一方で従業員持株会は、自社の株式のみを購入します。

つまり、株式のみ、それも一社のみの超集中投資となります。

 

自分が勤めている会社が潰れるなんて考えたくもありませんが、仮に潰れれば持株会で買っていた株式の価値はなくなります。

勤務先が無くなればお給料がもらえなくなるだけでなく、それまでお給料の中から積み立てていた大切な資産も同時に失うことになります。

ちょっとリスキーですよね。

 

ラッコさん
ラッコさん
株式投資や投資信託は危ないからやったことがないけど、従業員持株会には入っているよ

こういった方は少なくありません。

 

よくよく考えてください。

従業員持株会は株式投資です。

それも、集中投資です。

株式投資や投資信託をやらない方の最大の理由は「損をしたくないから」です

ラッコさん
ラッコさん
1%でも損をする可能性があるなら投資をしたくない。

 

投資を無理にする必要はありません。

しかし、従業員持株会も投資ですし、リスクは十分に高いです。

本当にリスクを取りたくないというのであれば、従業員持株会に加入すべきではありません。

ただし、資産形成を行う上で投資は非常に有効です。

効果的な資産形成を行いたいのであれば、きちんと投資は投資で分けて考えた方がいいです。

その方がリスクを抑えつつ、高いリターンを得ることが可能になります。

uni.
uni.
従業員持株会よりもインデックス投資の方がリスク低いよね?

 

従業員持株会は上司のウケがいい

従業員持株会に入ることはデメリットだけではありません。メリットもあります。

従業員持株会は上司に対するウケが良いです。

 

uni.
uni.
部下の金銭事情を把握したがる上司っていませんか?

上司や先輩に対しては、

貯金があると答えても、ないと答えても地雷を踏みます

部下の金銭事情を聴いてくる上司に限って部下が多くの資産を抱えていることを面白く思わないでしょう。

また、部下に浪費癖がある場合、上司は管理者ですので問題となりえます。

そういった場合、従業員持株会の話題は便利です。

 

ラッコさん
ラッコさん
uni.って貯金してるの?
uni.
uni.
従業員持株会に入っているのであまり貯金できないんですよね ( ̄∇ ̄;)ハハハ

 

多くの上司は、部下の愛社精神に対して文句は言いません。(言えません)

 

従業員持株会に加入している場合、

・愛社精神をアピールできる

・直接的に資産の話をせずに済む

・最低限、拠出額以上は貯蓄できることが伝わる

「お金ないですよー」「余裕ないですよー」アピールをするうえで従業員持株会はうってつけなのです。

新入社員のうちは、仕事は一生懸命頑張っている姿を見せつつも、完璧ではない姿を見せた方が好感を持たれますよね?

 

従業員持株会の拠出額は毎月いくらにすべきか

もし、上司や先輩の目を意識して加入するのであれば、従業員持株会の拠出額は最低限でかまいません。

1000円からであれば1000円でいいです。

もし加入していることをアピールするのであれば、

金額ではなく、加入しているかどうかが重要なのです。

 

従業員持株会にそもそも加入すべきなの?

出世をするうえで、持株会が直接的に影響てくる場面はほとんどないでしょう。

それよりも、仕事をきとんとこなしているか、上層部に気に入られるかが重要です。

 

仮に役員になるのであれば、その前に会社を通じて株を購入することができます。

また、持株会を使って株を入手したいのであれば、給与に余裕のある30代後半や40代になってからでも十分です。

少なくとも、若いうちから無理をしてまで従業員持株会に加入するだけのメリットはありません

 

従業員持株会に加入すべき場合、メリット

株価が安定的に上昇することが見込まれる企業に勤めている場合は加入したほうが良いですね。

 

私が株式投資を行う中で主力銘柄となっているフィックスターズは、先日従業員持株会についてニュースリリースを出しました、

従業員の拠出額の50%を奨励金として支給するそうです。

50%となると福利厚生としての意味合いが強くなりますし、従業員のモチベーションの向上にもつながりますね。

私はフィックスターズが今後成長が見込まれる企業だと考えています。

uni.
uni.
自分が社員だったら間違いなく加入する。目いっぱい拠出したい

今後も企業の成長や株価上昇が予想される企業であれば、加入するメリットは十分にあります。

 

私と従業員持株会、今後の方針

周囲に流されるようにして加入した持株会ですが、拠出額を最低限まで引き下げようと思います。

 

uni.
uni.
一度加入しちゃうとやめられないっぽいんですよね・・・

従業員持株会に投資をするよりも自分で投資をしたほうがメリットが大きいからです。

 

一年半加入しましたので、20~30万円分の株式は手に入っています。

売却してもいいのですが、これは会社にいる間の必要経費だと考えて、保有し続けます。

uni.
uni.
売却する場合、いろいろ手続きや上司の目が面倒ですしね

 

まとめ:投資として考えるなら従業員持株会よりもインデックス投資

従業員持株会に加入すべきかどうかは、それぞれの与えられた環境によって異なります。

ただし、純粋に投資のリターンに着目した場合は、従業員持株会に拠出するよりも自分自身でインデックス投資を行った方が効果的です。

 

なぜ、投資の中でもインデックス投資かというと

①従業員持株会のように月々1万円といった少額から投資できる

②投資にかかる労力が少ない

失敗する可能性(リスク)を抑えられる

④つみたてNISA等が始まり税制上のメリットがある

質の高い商品、情報がどんどん増えている

といった理由からです。

 

従業員持株会は株式投資です。

しかし、従業員持株会は手軽さも売りの一つですので、代わり行うなら株式投資よりもインデックス投資の方がおすすめです。

uni.
uni.
株式投資は情報やある程度まとまった資金が必要となりますので、敷居が高くなりがちなんですよね。楽しいけど・・・。

・従業員持株会は投資として考えるとリスクが高い

・純粋に運用益を考えるなら、従業員持株会よりもインデックス投資

・奨励金を含めても従業員持株会に加入するメリットは小さい

出世等を考えて加入するなら拠出額は最低限でいい

会社によって人事評価の方法が異なりますので、一概には言えませんが、従業員持株会に入っていないだけで役員になれないというのは考えにくいです。

もし気になるのであれば、入っている体裁を整えるために最低限度額で加入、拠出しておきましょう。

 

私は会社内での立場と、資産形成について総合的に判断した結果、拠出額を最低限まで減額することにしました。

今回の、記事を作るまで従業員持株会の運用リターンについて真剣に考えていなかった。むしろ目をそらしていました。

 

完全に想定外でしたが、この記事を書くことで、

お金のことを考える上で、漠然としたイメージではなく、きちんと運用効率について考えることが重要である

と再認識することができました。

 

uni.
uni.
今後とも、自分自身の生活をより豊かにする方法を勉強しつつ、お役に立てる情報を提供できるように頑張ります!

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

またねっ!

 

 

よろしければ応援お願いします。

にほんブログ村 投資ブログ 資産運用(投資)へ
にほんブログ村

こちらもどうぞ

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。