投資信託

【意外と知らない人が多い】投資信託の基準価格の本当の意味?

投資信託の値段:基準価格とは?

 投資を始めるうえで多くの方が触れるであろう投資信託。その基本中のキホン、投資信託の価格についておはなしします。これ、意外と知らない人が多いです。

 

(※今回は主にアクティブファンドの基準価格についておはなしします)

 

 株:その会社の株の人気によって価格が決まる。≠業績と一致するとは限らない

 投資信託:運用成績を表している。≠人気はあまり関係ない

 

投資信託と株

投資信託を買う目的は、「お金を増やすため」だと思います。

いくら増えたのか計算する方法は、投資信託も株だいたい同じで

 

(売るときの価格×売る量)ー(買った時の価格×売る量)=利益または損失

 

となります。

※今回は計算を簡単にするため配当金(株)や分配金(投資信託)を省いています。もし、計算に入れたいのであれば、右の(売るときの価格×売る量)に足してみてください。

 

 ここで今回一番お話したかったことについて申し上げます。

 

株と投資信託とでは、価格の表す意味も決まり方も全然違うんです!

 

それぞれの価格が表す意味:株価と基準価格

 株式の価格は分かりやすいです。

 株価はその株が取引された価格、つまり売りたい人と買いたい人がそれぞれ納得した価格が株価となります。ですので、株を買いたい人がたくさんいれば他の人よりも高い金額を払わないと買えないので株価は上がります。逆に売りたい人がたくさんいれば、ほかの人より安くしないと買ってもらえないので株価は下がります。

(人気のある株はオークションに出されたプレミアチケットみたいな感じです。)

 

(株価の決まり方 引用元:松井証券)

 

 株価が上がっているということは、その会社に対する期待が高待っているということを示し、株価が下がっているということは、みんながあまり期待をしていないということをしまします。ですので、みんながその会社の価値に気づく前に株を買って、みんなが価値に気づいたときに売ればもうかります。

 

 

 一方で投資信託の場合、価格というのは「基準価格」というもののことを指します。基準価格というのは、

 それぞれの投資信託が待つ資産のうち投資家のものである部分を「純資産総額 」といい、 この純資産総額を投資信託の総口数で割って出した1口当たりの価格のことです。

 

 では、ある投資信託を買いたい人が多いとき投資信託の価格は上がるでしょうか?売りたい人が多いとき価格は下がるでしょうか?

 

 投資信託を買うということは、投資信託の口数を手に入れることを指します。

 

 口数というのは、その投資信託に運用してもらう権利みたいなものです。お金をいっぱい積めば口数が多くもらえ、利益や損失はその口数に比例します。誰かがその投資信託を買って投資信託の外からお金が流れてくると口数が増えます。一方で誰かがその投資信託を売る(換金する)とその分だけ口数が減ります。

 

 株の場合は、値段を交渉して株式のまま次の持ち主に渡す(キャッチボールみたいな感じ)のに対し、投資信託の場合は、投資信託のまま売り買いするのではなく、新しい口数を買ったり口数をなくして換金することで参加したり利益を確定したり増します。

 

 ここで注目してもらいたいのが、売りたい人が多い時は総資産が減るのと同時に口数が減り、買いたい人が多い時は同時に口数が増えるということです。投資信託の価格:基準価格は投資信託の純資産総額を口数で割ることで出ますので、売りたい人と買いたい人どちらが多くても投資信託の価格(基準価格)は変わらないことになります。基準価格が変わるのは、投資信託が持っている総資産の価値そのものが上がったとき、もしくは下がったときです。つまり、運用が成功すれば価格が上がり、失敗すれば下がります。

 

(引用元:秋田銀行)

 

(実際には、非常に大きなお金が投資信託に流れてくると投資信託が買ってる資産の価格が上がるので、基準価格にも多少影響が出ます。)

 

株価と基準価格の意味 まとめ

 

 株価はその会社の成績(=業績)をそのまま表すのではなくその会社の株の人気を表していると思ってください。業績がよかったり、今後業績が良くなる予定だとしてもみんなが買いたいと思わなければ株価は上がりません。逆にみんながその会社の価値に気づく前に(株価が安く割安なとき)に買って、その会社の評判がとても高くなった(株価が上がりすぎて割高になった)ときに売ることができれば儲かります。

 しかし、投資信託の価格:基準価格は、あくまでそのファンドが現在好調なのか不調なのか表すためのパラメータです。ですので、運用しているプロの腕が良く今後も好調ならばどんどん利益が積み重なって基準価格は上がっていきますし、プロの運用が失敗続きなら、どんどん基準価格は下がっていきます。

 

 何が言いたいかというと、投資信託の場合は価格が低いから買い時(割安)、価格が高いから売り時(割高)というものではないということです。

 

 ですので、価格によって投資信託の買い時かどうかや、どの投資信託を買うべきか判断することは非常に難しいのです。

 

 では、どうやって投資信託を活用すればいいのか、どうやって買えばいいのかについては後日改めておはなしします。

 

ありがとうございました。

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